先住猫がいます。譲渡猫を受け入れる場合、どのようなことに気を付けて馴れさせたらいいですか?

先住猫がいる場合、新しく譲渡猫を迎えるには、両方の猫が快適に過ごせるよう慎重に対応することが大切です。

以下のポイントに気をつけてください。 

1. 隔離から始める

新しい猫が来たら、まずは別の部屋に隔離し、直接の接触を避けます。これにより、双方が徐々に新しい環境に慣れることができます。

2. 匂いの交換 

タオルや布で新しい猫と先住猫の匂いをお互いに馴染ませるため、匂いのついた物を交換します。これにより、猫たちがお互いの存在を安全な距離で認識できるようになります。 

3. 視覚的な慣れ

ドア越しやペットゲートを使用して、猫たちがお互いを視覚的に確認できるようにします。直接の接触がない状態で、少しずつ慣れさせましょう。 

4. 短時間の面会 

両方の猫が落ち着いているようなら、短時間の面会を開始します。この際、飼い主が常に監視し、ストレスや攻撃的な行動が出ないように注意します。

5. ポジティブな関連付け 

お互いの猫が一緒にいる時に、おやつやおもちゃを使ってポジティブな体験を関連付けます。これにより、お互いに良い印象を持つようになります。

6. テリトリーの確保 

先住猫が自分のテリトリーに対する不安を感じないよう、個別の食事場所や寝床、トイレを用意します。それぞれが自分だけの空間を持てるように配慮しましょう。

7. 時間をかける

新しい環境に慣れるには時間がかかるため、焦らずに進めることが重要です。猫によっては数週間から数ヶ月かかることもあります。

8. ストレスのサインに注意 

猫がストレスを感じているサイン(隠れる、食欲減退、攻撃的になるなど)を見逃さないようにし、必要に応じて一時的に距離を置くなどの対応をしましょう。

猫たちが新しい生活にスムーズに移行できるよう、上記の方法を取り入れて慎重に進めると良いでしょう。

多賀にゃん

猫保護支援団体の多賀にゃんです。 ・野良猫への先行型TNR活動支援 ・地域猫活動支援 ・譲渡会開催運営 ・多頭飼育崩壊問題の啓発・支援 「ネコ問題は社会問題」として、ヒトもネコも幸せに暮らせる社会を目指しているにゃん。 不妊去勢手術専門のにじのはしスペイクリニック多賀診療所を併設しているにゃん。 お寄せいただいた寄付や雑貨の売上などは、全てTNR活動・医療費・猫保護費に充ててるにゃん。